記念館概要Overview

ジョージ ナカシマ記念館は、日系アメリカ人家具デザイナー・ジョージ ナカシマの生き方や、ものづくりに対する考え方、その哲学を、作品を通してたくさんの人に知ってもらいたいとの思いから生まれました。

1964年以来、ジョージ ナカシマが世界で唯一その技術を認め、ともに家具製作をしてきた桜製作所が創業60周年を記念して設立。1930年代、レイモンド事務所で建築家として勤めていた時代に設計した軽井沢の聖パウロ教会の椅子、1964年に製作の第1歩としてアメリカの工房から送られてきたサンプルをはじめ、1968年第1回小田急ハルクの展覧会の出品作など、日本とアメリカ双方で製作された約60点の作品を所蔵し、ナカシマの生い立ちをたどる貴重な写真や手紙、ドローイングとともに展示しています。

アメリカ、ニューホープの工房以外では、ジョージ ナカシマの作品を鑑賞できる場所として、世界で無二のところと言えます。

名称 ジョージ ナカシマ記念館
GEORGE NAKASHIMA MEMORIAL GALLERY
所在地〒761-0122 香川県高松市牟礼町大町1132-1
電話 087-870-1020
FAX 087-845-2829
開館 2008(平成20)年11月17日
館長 永見宏介

ジョージナカシマ記念館の建物

構造 木造地上2階
建築面積 約500平方メートル
展示面積 約300平方メートル
基本設計 永見眞一
設計監理 山川設計事務所 山川浩
施工 吉田建設株式会社
着工 2008(平成20)年7月8日
竣工 2008(平成20)年10月10日
施設概要 1階  受付、カフェ、ギャラリーショップ
2階  第1展示室、第2展示室

メッセージMessage

「木」と「自然」と「家族」を心から愛した人、ジョージ ナカシマ

ナカシマさんの写真を整理していると、あらためてそう強く感じました。

ナカシマさんは1964年、彫刻家流 政之先生のご紹介で初めて高松に来られました。
高松空港に着いたYS窶鐀11のタラップを降りてきたナカシマさんと握手をした時から、長いおつきあいが始まったのですが、 その時は、こんなにも私達の人生と会社に大きな影響を与える人だとは、思ってもみませんでした。

「木から始めること」「木を知ること」「木のこころを読むこと」「木と対話すること」…
今も私達が常に心がけ、大事にしていることを教えてくれたのは、ナカシマさんでした。

自然の中で、人よりはるかに長く生きてきた大木。
「その長い年月を思い、木を活かす次の働き場所を見つけてあげることが大切です。」
家具を作る時、木と対話しながらナカシマさんはいつも心がけていました。
ニューホープの工房近くに、枝を大きく広げた古い大木があります。
仕事に疲れたり悩んだりした時は、その木の近くで長い時間何もせず、静かに木を見つめていたそうです。

この記念館が、ジョージ ナカシマさんの木と家具に対する深い思いと愛情を、 どの程度皆様にお伝えすることができるのか、不安もありますが、 時間が許す限りゆっくりご覧になってください。
そして、少しでも「木の素晴らしさ」「家具の美しさ」を感じていただければ、ナカシマさんもきっと喜んでくれると思います。

最後になりますが、記念館設立に様々なご協力をくださいました、ミラ&ジョン、ケビン ナカシマに心より感謝申しあげます。

ジョージナカシマ記念館 初代館長 永見 眞一