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記念館スタッフが、ギャラリーにまつわる近況や日々の出来事をみなさまにお届けします。

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2010-01-31

木のスピーカー

しばらくブログ更新が滞っており、
ブログ上では新年のご挨拶もまだでしたね。
申し訳ありません。
ひと月遅れとなりますが、
2010年もジョージナカシマ記念館をどうぞよろしくお願いいたします。



さて今年1番目のニューフェイスは、スピーカーです。

台座部分は黒御影石、本体はブラックウォールナットの桜製作所製。
シンプルな中にも、落ち着きと温かみを感じるたたずまいです。
内蔵スピーカーはE.J.JORDANのJX92S。
この方式は、シングルコーンでも低音に歪みが少なく、広い音域をカバー。
透明感のある音を楽しめます。

スタッフの間でも、どんな音が合うのか、いろいろな曲を試しているところです。

記念館1階に展示しています。
興味のある方は、お気軽にお声掛けくださいね。


2009-12-17

ジョージナカシマ記念館コンサート ご報告

「大人が本気で遊ぶと【仕事】になる」

という言葉があるのですが、まさにそれを実感するコンサートとなりました。

歌い手の伊藤大輔さんと
踊り絵師の神田サオリさんのコンサート。
歌っている時の伊藤さん表情は
面白いものを見つけた子どものような表情でした。
キャンバスに向かう神田さんの背中からは
「描くの好き!」というオーラが伝わってきました。


伊藤さんの優しい声に合わせ
浮かんでは消え浮かんでは消える絵と
消えつつも重なり合って深くなっていく色たち。
時折激しく、また柔らかく紡がれる音とともに
絵がどんどん変化していく様を固唾を飲んで見ていました。
伊藤さんの声と神田さんの筆が静かに動きを止め、終演・・・。
小さな奇跡をたくさん詰め込んだ映画のようなコンサートでした。

1部は【森】がテーマ。
夜明けをイメージしたという伊藤さんの歌に
ピンクの光が立ちこめます。
可愛らしい花が咲いたかと思うと、
だんだん陽が落ちていき群青色の闇が敷き詰められます。
最後に見事な樹と金色の月が現れました。


書き終わって神田さんが一言。
「ジョージナカシマの作品を見ながら、樹の成長していく過程を説明していただいて、
 上にも下にも伸びようとする力のせめぎ合いを描いてみたかった」と。
 樹の描き方は、このとき生まれた初めての技法だそうです。

二部は【湖】がテーマ。
画面の上の方に水色の水面が現れ
伊藤さんの歌とともにどんどん水底に潜って行くような色彩になっていきました。
水面に向かって白い鳥が現れたかと思うと
深い青によって鳥が消え、湖の主が現れました。
その周りを水中花が覆います。
最後に水中から見た太陽が顔を出し、湖が輝きました。
会場はお客様のため息と拍手に包まれます。



ほとんどMC無しで歌い続ける伊藤さん。
どこかで聞いたようなメロディが所々顔を出し
絶妙なハーモニーで次の曲へ。
言葉もメロディーもない「音」だけでも
「太陽」や「水」のイメージがわき起こってくることが驚きでした。
なんでも今回お二人の間で決め事は全く作っていなかったそう。

朝一番の東京からの飛行機で来高されたお二人。
飛行場から高松の山を見ると不思議なほどリラックスして
また記念館に着くと、記念館の柔らかい雰囲気が緊張をほぐしてくれた、との
お言葉を頂きました。

またお二人にお会いできれば嬉しいです。

2009-11-22

川村純一「講演会」・川村京子「演奏会」報告

11月16日、ジョージナカシマ記念館 開館1周年記念行事として
川村純一「講演会」・川村京子「演奏会」が催されました。


5時前から次々に到着されるお客様。

薄暗くなった入り口の森はライトアップされ、
記念館にいつもと違う空気が漂ってきました。

会場は、日頃 桜製作所のショールームとして使っているスペースです。

館長自慢の屏風が立てられ、ナカシマのデスクランプやイサムノグチのAKARIが灯るなか、
第1部、川村京子さんの箏の演奏が始まりました。

「六段の調」は一度は耳にしたことのある江戸時代の名曲です。
後ろの屏風の作られた時代も同じというお話を聞き、
会場全体が一気に時をさかのぼりました。

次の「明石」は、源氏物語・明石の巻の物語を表現した唱のある曲。
今回、高松での地にちなんで選んでくださったそうです。
京子さんの艶のある伸びやかな声が会場を包み、
聞き手はさらに時を超え、雅な世界へ。

ここでちょっと一息。
休憩時間は、カフェでナカシマの椅子に座ってお茶を飲んだり、ショップでお買い物をしたり、
2階展示室をのぞいたりと、みなさん思い思いに楽しんでいらっしゃいました。
「演奏、素敵だったね〜」という感想もいただきました。
同感です!

第2部は、建築家・川村純一さんのお話です。
この人に学びたいと入った藝大の恩師、吉村淳三さんのこと、
(吉村淳三さんはナカシマの建築家時代の同僚で親友でした)

全く違うタイプの人のところへ、と勤めた丹下健三事務所での仕事のこと、
(丹下健三さんはレイモンド事務所のナカシマの後輩であり、
 香川県にも縁の深い方です)

イサムノグチとの出会いと別れ、そしてモエレ沼公園の完成まで...。

貴重な写真とともに純一さんの半生をたどり、
今まで遠い存在だった伝説の人たちが、目の前に現れたような感覚になりました。
また、ジョージナカシマとの不思議な縁も再確認できました。
 

そして、日本で2度目の演奏だという「Kizu」。
イサムノグチの「Kyoko-san」という彫刻にまつわるエピソードをもとに
日系アメリカ人のKen Uenoが作曲したものです。
英語の歌詞もある現代曲。
弦を引っ掻くような奏法で出す音が、まさに「傷」を表現しているようで印象的でした。

 
お二人とも、日本を代表する建築家であり演奏家でありながら
素顔は優しく、温かく、そのお人柄の醸し出す柔らかな空気に包まれた会となりました。
大きなホールでは感じられない、小さな記念館ならではの味わいかもしれません。

参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。
めでたく1歳になった記念館にまたお顔を見せてくださいね。
ゆっくりご案内いたしますし、お話もしたいです。


2009-11-15

ジョージナカシマ記念館1周年記念特別 催事

いよいよ明日はジョージナカシマ記念館1周 年特別催事
川村純一「講演会」・川村京子「演奏会」です。


川村純一さんは学生時代、吉村順三に学び、丹下健三事務所に勤め、
アーキテクト5として独立後、
イサム ノグチの遺作である「モエレ沼公園」を完成させた建築家です。

とてもお話の上手な方で、
「彫刻家から学んだ建築」というテーマで
 ジョージナカシマにとっても、ゆかりのある方々の貴重なお話をしてくださいます。
 

また、奥様の川村京子さんは箏の演奏家。
ご主人の純一さんとともにイサムノグチと親交が深く、
イサムノグチの彫刻に彼女のための「Kyokosan」という作品があるほどです。
 
その彫刻から生まれた「Kizu」という曲は、日系アメリカ人作曲家Ken Uenoが
京子さんのために書いた曲で、四国では初めての演奏となります。
国内外で広く活躍されている京子さんならではの楽しいお話も聴けるはずです。

今回は夕方からの催事となり、
日が落ちてしまった後のいつもと違った記念館の雰囲 気も楽しんで頂けると思います。

まだ席に若干の余裕がございます。
秋の夜長、楽しいお話と美しい音色を聴きにいらっしゃいませんか?

(駐車場は予約の方で満車となっております。お席は 若干数であればご用意できますのでお問い合わせくだ さい)

2009-11-14

一周年

今日、ジョージナカシマ記念館は開館して1周年を迎えます。
思い起こせばこの1年、様々な出会いがありま した。

地元香川の皆様をはじめ、
日本各地から、また遠く外国からお越し頂いた皆様。
ジョージナカシマや木の家具が大好きだという方や
ここで初めてナカシマの家具を知ったという方・・・。
  
記念館ができたからこそ出会えた、大切なお客様です。
 
そして、この様々な出会いは、記念館が歩んでいくための
大きな力となりました。

歩き始めたばかりの記念館で、至らない点もたくさんあったと思いますが
「楽しかった」というお客様の笑顔に励まされ、
歩き続けることができたのです。
  
本当にありがとうございました。
   

次の1年はどんな出会いがあるのか
スタッフ一同わくわくしております。
そしてお客様にも、わくわくを感じ笑顔になっていただけるよう
心を込めて頑張って参りたいと思います。

1周年、皆様に感謝を込めて。

ジョージナカシマ記念館 スタッフ一同


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